大家族が家事を時短するならガス衣類乾燥機が神

別に自慢することでも人に話すことでも無いんだけど、我が家は一つ屋根の下に8人が暮らしている、いわゆる大家族の部類に入る家庭(義父、義母と同居)。
そんな大家族を俺が一馬力で回している一方で、家電製品たちも全力で回転しているのが現状。こうなると、一つ一つの家電がそれなりの性能を有していないと、俺も奥さんも家事に忙殺されて人間らしい生活を送ることができない恐れがある。
特に洗濯物は一日最低2回、多い日は4回くらい回すことになるんだけど、洗濯物を干すのにとんでもない時間が必要。突然雨が降ろうもんなら、1日の努力が全てパァ。我が家のような大家族には衣類乾燥機が必須。
そんなこんなで、乾燥機能付きのドラム式洗濯機を買うかガス衣類乾燥機を買うかでしばらく悩んだんだけど、結論、ガス衣類乾燥機を買って大正解だった。
今日はそんな我が家が衣ガス類乾燥機を導入してわかったメリット・デメリットをアウトプットしていく。

大家族がガス衣類乾燥機を導入するメリット
結論、ガス衣類乾燥機は神なんだけど、導入するにあたってわかったメリットは以下のとおり。
ガス衣類乾燥機はとにかく乾燥が早い

我が家のガス衣類乾燥機は最大の8kgタイプなんだけど、満タンにぶち込んでも60分〜70分でカラっからに乾く。これマジでビックリする。
電気衣類乾燥機に8kgもぶち込むと、3時間〜4時間平気で回り続ける。いつまで経っても乾かない。3回も乾燥させると、既に日が暮れているなんてことになりかねない。
大家族で回転率を重要視するなら、早さこそ正義。時短こそ正義。
ガス衣類乾燥機は芯まで乾いて雑菌が消滅する
雨の日なんかは部屋干しすると思うんだけど、1回でも部屋干しをしてしまうと、洗濯後にもかかわらずタオルからこの世の終わりみたいな激臭が漂ってくる。
この激臭の原因は雑菌の繁殖によるものなんだけど、これじゃ何のために選択したのかサッパリわからない。
ところが、これがガス衣類乾燥機に変えた途端に、激臭から解放され、毎日カラリと乾いたタオルで手を拭き、顔を拭くことができるようになる。
一方、乾燥機能付のドラム式洗濯機の場合、洗濯したドラムでそのまま乾燥させるからなのか、どことなくジットリしている感じがする。これを「ふんわり」と呼ぶ人がいるかもしれないが、俺はあのジットリした感じがどうも合わない。
どうせ乾燥させるなら、ゴリゴリに乾燥させてカラッと仕上げて欲しい派だ。
ガス衣類乾燥機は意外とランニングコストが安い
ガス衣類乾燥機と電気衣類乾燥機のランニングコスト比較は以下のとおり。
1. ガス衣類乾燥機の場合
- ガス消費量: 約5,000kcal (70分の場合)
- 都市ガスの発熱量: 1立方メートルあたり約10,000kcal
- ガス消費量 (立方メートル):
5,000kcal ÷ 10,000kcal = 0.5立方メートル - ガス単価: 1立方メートルあたり約150円
- ガス料金:
0.5立方メートル × 150円 = 75円
- 消費電力: 約250W (0.25kW)
- 70分の消費電力量:
0.25kW × (70 ÷ 60) ≈ 0.292kWh - 電気単価: 1kWhあたり約30円
- 電気料金:
0.292kWh × 30円 ≈ 8.8円
ガス衣類乾燥機のランニングコストは、合計で83.8円/回だということがわかった。
2. 電気衣類乾燥機の場合
- 消費電力: 平均1.5kW
- 240分の消費電力量:1.5kW × 4時間 = 6kWh
- 電気単価: 1kWhあたり約30円
- 電気料金:6kWh × 30円 = 180円
電気衣類乾燥機のランニングコストは、約180円/回だということがわかった。
ランニングコストまとめ
項目 | ガス衣類乾燥機 | 電気衣類乾燥機 |
---|---|---|
ガス料金 | 75円 | 0円 |
電気料金 | 8.8円 | 180円 |
合計 | 83.8円 | 180円 |
ということで、ガス乾燥機の方が コストが約半分、乾燥時間も短いことから、コスパとタイパを兼ね備えた神家電ということが明らかになった。
こんなん、買わない理由がないでしょ。ガス衣類乾燥機、最高!
ガス衣類乾燥機を導入するデメリット
メリットだけじゃ終わらないのが世の常。諸行無常。ガス衣類乾燥機を導入するにあたって、それなりにデメリットもある。デメリットは以下のとおり。
ガス衣類乾燥機は初期費用が高め
ガス衣類乾燥機を導入するにあたって、本体以外にも意外と初期費用が高かったりする。本体の価格以外に必要な工程は以下の通り。
項目 | 費用 | 備考 |
---|---|---|
本体価格 | 約200,000円 | RDT-80モデル |
ガス配管工事(5mを想定) | 約40,000円 | 1mあたり約8,000円を目安 |
排湿ダクト設置 | 約10,000円 | 短いダクトを想定(1m程度) |
壁貫通工事 | 約20,000円 | 木造住宅を想定 |
専用台(低) | 16,390円 | メーカー定価 |
標準取付工事費 | 約27,500円 | 設置業者による基本工事 |
合計 | 約313,890円 | ※条件によって変動 |
本体は業者によっては割引しているところもあるから、そこは交渉してみるといいかもしれない。この値段だと割と高めな乾燥機能付きドラム式洗濯機が買えちゃうから、選択肢としてはそれもアリ。
俺の場合は夏のボーナスをぶち込む想定で、梅雨が来る6月初頭に工事して設置した。金利払うのバカらしいから、買うなら一括払いを強くお勧めする。
ガス衣類乾燥機は洗濯物を入れ替える手間が発生する

我が家では、乾燥機能が付いていない縦型洗濯機(12kg)を使っているんだけど、洗濯後にガス衣類乾燥機に移動させるのが地味にめんどくさい。
乾燥機能付きドラム式洗濯機の場合は、洗濯物をぶち込んでスイッチを押すだけで全てが完結するんだけど、ガス衣類乾燥機を使う場合はそうはいかないのが難点。
一方で、8人家族の我が家では12kgの洗濯機をもってしても1日に2〜3回は洗濯機を回すことになるので負担が増えるわけではないのが幸い。
ガス衣類乾燥機は賃貸では導入が困難
ガス衣類乾燥機は、ガスを使用する性質上、屋外に排気・排湿する必要があって、それをするには壁を貫通させる必要がある。
壁を貫通させる場合、賃貸ではまず許可が下りないため導入は困難だろう。
近くに窓があれば、窓パネルを利用して排湿ホースにより湿気を排出することもできるようだが、賃貸の洗濯機近くに窓があるパターンを俺は見たことがない。

トータルで見てガス衣類乾燥機が神

ガス衣類乾燥機って、導入までのハードルが割と高めなんだよね。ガス栓がなければガス栓を引かなきゃ行けなくなるし、排湿のために壁に穴開けなきゃいけないし。
だけど、そのハードルを超えた先に待ってるのは、カラっからに乾いた洗濯物と、洗濯物を干す必要がなくなって得た自由な時間。
タイムパフォーマンスを追求するなら、毎日必ずやらなきゃいけない家事を効率化するのが一番手っ取り早いし、効果がずっと続く。
余った時間を自己研鑽とか副業に充てれば、導入費なんてすぐにペイできるだろう。
是非ともガス衣類乾燥機を導入して、コッチの世界を体験してほしい。次のステージで待ってる。